遠山 和夫さん(株式会社ダンクソフト 勤務)
宇都宮に移住。現在はテレワークなどを基本にIT企業に勤務。宇都宮オフィス・東京勤務・自宅勤務がそれぞれ同じ割合であり、自分に合ったライフスタイルで生活を送っている。
- 所在地
- 宇都宮市在住
宇都宮に移住。現在はテレワークなどを基本にIT企業に勤務。宇都宮オフィス・東京勤務・自宅勤務がそれぞれ同じ割合であり、自分に合ったライフスタイルで生活を送っている。
元々は東京でフリーのエンジニアをしていた遠山さん。
ライフスタイルの見直しを機に、奥様の実家がある宇都宮に引っ越してきた。「混雑する東京の電車通勤が嫌いだったんです。たまたま宇都宮での働き先も見つかったことで転居を決めました。ただ、東京に戻って仕事をすることもあるかな、とも思っていたので、家はJR駅に歩いて行ける場所に、と考えました」。
引っ越してきた当時に入社した会社までは、原動機付き自転車で20分、満員電車からは開放された。
もみじ通りのオフィスにて。オフィスの壁などは、自力で塗り替えてリフォームしたとか。現在は、もう1人の社員の方と“共同オフィス”のような形で、各々が使いたいときに使用している
2年くらい前に会社を辞めて、現在はウェブのデザインやシステム開発などを手掛ける(株)ダンクソフトで仕事をしている遠山さん。この会社は、人口5,000人くらいの小さな町にIT企業が30社くらい進出したとして今注目されている徳島県神山町という小さな町に、最初にオフィスを開設した会社。現在、週に2・3日は東京のオフィス、2・3日は自宅、そのほかは別の場所で仕事をしてというスタイルだという。
「東京の本社と宇都宮のオフィスと自宅、3分の1くらいずつで仕事をしています。自宅から東京のオフィスまでは2時間弱。毎日ではないので、苦にはならないですし、千葉から通っている人よりも通勤時間は短いんですよ。通おうと思えば通える、でも東京じゃないというところがいいんです」。
宇都宮オフィスでは、週の3分の1の割合で仕事をしている
「宇都宮はもちろん、栃木は広いなと実感しています」という遠山さん。
幼い頃は海と山が近い半島に住んでおり、その後は東京や千葉、広々とした環境で生活したことがなかったそう。「遠くが見える、というのが率直にスゴイところだと思いましたね。国道新4号線はアメリカの道路みたいだし。通勤時間帯は混むけれど、それ以外は渋滞も少なくて、道路事情も悪くない。あとは駐車場の枠が広い(笑)。広いからいろいろなものが大きくできていていいなと思っています」。
ダンクソフトが進出した徳島県神山町では、地元のNPOの方たちが、空家だらけの商店街に、ここにはパン屋さんをつれてくる、ここには靴屋さんを連れてくる、といった感じで店を誘致する取り組みを10年以上前から行っており、その結果移住者が増えているという。「もみじ通りでもビルススタジオの塩田さんという方が同じような取り組みをされていると知って、きっとここならうまく行くだろうな、と思いここに決めました」
塩田さんがいなければ、もみじ通りにオフィスは出さなかったという遠山さん。事務所の壁などは、自力で塗り替えてリフォームしたとか。現在は、もう1人の社員の方と“共同オフィス”のような形で、使いたいときに使うといったスタイルで使用しているそう。
遠くが見渡せるくらい広々とした、ゆとりのある環境。
国道新4号線は、まるでアメリカみたい!