佐川 友彦さん（梨園マネージャー）
阿部梨園で経営管理、企画、営業、PR、デザイン、システム、事務などを担うマネージャーとして勤務している。
- 所在地
- 群馬県出身、宇都宮市在住
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農業界で“新しい働き方”に取り組む佐川さん
のどかな風景が広がる宇都宮市下荒針町に、おいしい梨を消費者に届けるため、日々挑戦を続ける「阿部梨園」がある。佐川さんはここでマネージャーとして、代表阿部さんの“右腕”を務める。「経営管理、企画、営業、販売促進、デザイン、システム、事務…畑作業以外のことは何でもやります」と笑う。
佐川さんと阿部梨園代表・阿部英生さん（左）。これまでの個人農家に足りなかった “企業”的な考え方を取り入れるなど、阿部梨園に新しい風を吹き込んでいる。
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オフシーズンは経理業務や来シーズンの計画などを立てているそう。
宇都宮に移住した一番の理由は“人の温かさ”
佐川さんは東京大学大学院を卒業後、外資企業の研究員として働いていた。研究所が宇都宮にあり、社会人としての第一歩を宇都宮で踏み出したことになる。異動で宇都宮を離れてしばらくした後、佐川さんは前職を辞める決意をする。地方に住みながら、多くの人と関わり、喜んでもらえる実感のある仕事がしたい。「仕事を決める前にまずは、住む場所を決めようと妻と話し合いました。新卒当時に住んだ宇都宮が、離れた後も心に残っていました。県外出身者でも受け入れてくれる温かさがあった。地元の友人もでき、宇都宮を離れた後も、“戻っておいで”と声をかけてくれる人がたくさんいた。求めてくれる人のいる場所に住みたい。それが宇都宮を選んだ一番の理由です」
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経営・販売・営業…
多方面から阿部梨園を支える仕事宇都宮へ転居を済ませた後に、「とちぎユースサポーターズネットワーク」から阿部梨園でのインターンを紹介された。農学部出身で、以前から農業への関心があった佐川さん。インターンを通して農業の可能性を感じ、2015年に正社員として正式に入社した。「農業界における私のような働き方は、全国でもほとんど例がないと思います。だからこそモデルケースとなって、新しい仕事として確立させたい。そして、現場の後方支援をしながら農業への考えを深め、新しい農業経営モデルを模索しています」
美味しい梨を提供するために日々奮闘する阿部梨園のみなさん。
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密度の高い仕事や生活を楽しめる街、宇都宮
群馬県出身で、他にも東京、埼玉、茨城など関東地方を巡ってきた佐川さん。「宇都宮は栃木県の中心地で、人も情報も集まってくる場所。地方居住の良さと、仕事や生活の密度を両立できます。私のように初めは宇都宮に縁がなかったとしても、来れば必ず得られるものがありますよ」
人や情報が集まってくる宇都宮は、栃木県内でも特別な街。移住者のことも温かく迎えてくれる、居心地のいい街です。
