日本一の“ビールどころ”を目指して「みんなで街を盛り上げようという一体感のある街です」

山下 創さん (クラフトブルワリー醸造所長)

「道の駅うつのみやろまんちっく村」内にある「ろまんちっく村クラフトブルワリー」で醸造所長を務める。ビール造りだけではなく、ブルワリー見学や体験を通じて「食育」にも積極的に取り組んでいる。

所在地
宇都宮市出身・在住
進学、Iターン・就職

ダブルプレイスの仕方

大学進学のため宇都宮から北海道へ。宇都宮に帰郷し「道の駅うつのみやろまんちっく村」オープンと同時にブルワリーで働き始めた。

  • 栃木県の農業の魅力を宇都宮から発信したい

    宇都宮市の市制100周年記念事業として誕生し、平成24年に宇都宮市初の道の駅としてリニューアルした「道の駅うつのみやろまんちっく村」。山下さんは村内のビール工場「ろまんちっく村クラフトブルワリー」で醸造長を務める。
    学生時代は北の大地に憧れ、北海道へ進学。微生物や食品関係の勉強をしていた。栃木県に帰郷後しばらく別の会社で働いていたが「ろまんちっく村」開園と同時にブルワリーで働くことに。「栃木県は約100年間、ほぼ毎年麦の生産量日本一を守り続けているんです。栃木県農業試験場は日本でもトップレベルでビール麦の品種改良に取り組んでいてビール麦の生産がとても盛ん。米どころは日本酒がおいしいイメージがありますよね。私たちは“麦どころ”栃木県を宇都宮からビールで盛り上げていきたいんです」

    「まずはビール造りを知ってもらうことが第一。お子さんの見学も大歓迎ですよ」と山下さん。頭上のボードには、ビールができるまでの工程が分かりやすく図解されている。

  • 大きなタンクがずらりと並ぶ醸造所。今は10種類ほどのビールを造っているそうだ。

    ともに宇都宮を盛り上げようと取り組む
    仲間がいる

    宇都宮餃子会と共同開発した『餃子浪漫』というビールをご存知の人も多いだろう。「初めて相談に行ったとき、宇都宮餃子会のみなさんが“面白い”と言ってくれて。あの“宇都宮をみんなで盛り上げよう”という雰囲気は今でも印象に残っています」今も宇都宮餃子会とともに県内外のイベントに参加するほか、都内などで開催されるイベントにも大小問わず積極的に参加している。また営業のため東京都内へも頻繁に足を運び、その結果都内の多くの店で宇都宮産のビールが好評を得ている。「ビールを通じて宇都宮を知ってくださる方も多いんです。生まれ育った街・宇都宮をもっとたくさんの人に知ってもらいたいです」

  • 作り手が見えるから安心。自分で作るから楽しい

    ろまんちっく村ブルワリーに併設された「麦の楽園」は大きな窓からビール醸造の様子を見ながらできたてのビールとともに宇都宮の新鮮な食材を使った料理が味わえるレストラン。1月中旬~6月末はブルワリー見学もできるほか、畑でビール麦を育て、その麦でビール造りができるワークショップも開催。「今年は開園20周年なので記念ビールを造ろうと計画しています。ぜひ参加してくださいね」と笑顔で語ってくれた。

    『麦太郎』は麦のうまみと苦味が絶妙なバランスの一番人気のビール。

    「気軽にビールを楽しんでほしい」と県内外のイベントにも参加。

宇都宮の「イイトコロ」をひと言でまとめると

気候が穏やかで、人も同じように穏やかな街。暮らしやすい環境が宇都宮の人のやさしさにつながっています。

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