岩井 俊宗さん (NPO法人代表理事)
「とちぎユースサポーターズネットワーク」のほか「とちぎニュービジネス協議会」理事、大学講師などさまざまな活動を通し、若者のチャレンジを応援できる社会づくりに尽力している。
- 所在地
- 宇都宮市出身・在住
「とちぎユースサポーターズネットワーク」のほか「とちぎニュービジネス協議会」理事、大学講師などさまざまな活動を通し、若者のチャレンジを応援できる社会づくりに尽力している。
チャレンジしたい若者と、若者を必要としている企業をつなぎ、新たな栃木の“物語”を創りたいと設立された「とちぎユースサポーターズネットワーク」代表を務める岩井さん。「インターンシップを通じて、若者に期待する企業・経営者、また若者が変化を生み出すことを実感しています。栃木には、若者を応援したいと考える大人がたくさんいる。栃木はまだまだ可能性があると感じています」
チャレンジしたい若者と企業の橋渡し役を担う「とちぎユースサポーターズネットワーク」。若者たちの笑顔からも、岩井さんの活動が若者たちが夢を実現するための大きな力になっていることが伝わってくる。
若者たちが輝ける街を作ることで、宇都宮という街を盛り上げていきたいと語る岩井さん。
高校2年生の時、赤十字の派遣で約1カ月ネパールでのトイレづくり等の活動に従事。日本人職員が現地に住み込み、地元の問題解決に尽力する姿に影響された。「社会に必要なこと、社会の問題解決に取り組みたいと思いました。それを継続するためにビジネスとして成り立たせるにはどうすべきか、新しい形を模索しながら今に至ります」現在は寄付、行政や大学からの支援、企業の問題解決に取り組むビジネス、自身も大学の教壇に立つことで資金を調達。学生の支援を無料で行う。「日々道なき道を進むのはとても楽しいです」
年間1400人もの若者と出会い、その夢の実現に関わる。「夢を掴みつつある若者を見るのはうれしいですし、一方で多くの人の力があってこそできる仕事だと実感しています。応援してくれる人の力を借りながら、若者が夢に向かって進んでいける街を作っていくことで、宇都宮全体が盛り上がっていったらいいですよね」。
現在、古民家を購入し仲間と手作りリフォーム中。「壁塗りなどを担当しているのは地元の大学生。専門分野の実験の場や関心を広げる場にもなっています。完成したらいつでも学生たちが集まれる場にしたいですね」
「若者が自分の可能性を信じてくれる大人と出会うのはとても大事なこと。学生の目と企業の目、両方を持ちつつ、彼らの話をたくさん聞いて受け止めてあげたいと思っています。今後は街の若者と若者に来てほしい農村部のマッチングに取り組みたい。やり方次第でチャンスがたくさんあるので」と熱をこめて語ってくれた。
自分の足跡が残りやすく、やりたいとことがすぐやれる街。まだまだポテンシャルを秘めているところも魅力的な街です。