楽しい・ワクワクを街に提供したい「周りから必要とされる喜びを感じられる街」

石田 友利江さん (ドーナツ専門店経営)

宇都宮市中心部のほど近くにある「もみじ通り」の一角で、“毎日食べたい安心おやつ”をコンセプトに、素材にこだわった手作りのドーナツを提供するドーナツ専門店「ドー・ドーナツ」を経営している。

所在地
宇都宮市出身・在住
Uターン、ドーナツ店経営

ダブルプレイスの仕方

高校卒業後、大学進学で東京へ。自分の店を持つという夢を叶えるため、宇都宮にUターン。

  • 迷いながらも決断した宇都宮のほどよい“ゆとり”

    ハイセンスなショップが集まる宇都宮のもみじ通り。石田さんはこの一角でドーナツ専門店「ドー・ドーナツ」を営む。
    高校卒業後、東京へ進学。東京で就職し、約20年宇都宮から離れて生活をしていた。自分の店を持ちたいと考えたとき、東京に留まるか、宇都宮に戻るか悩んだという。そんなとき、縁あって韓国でとある店の立ち上げに関わることに。「一度日本を離れたことで、東京も宇都宮も同じ日本。だったらチャンスがある宇都宮に戻ろうと決意しました」

    ヨーロッパアンティークが配された「ドー・ドーナツ」店内。石田さんのお姉さんは岡山でヨーロッパアンティーク家具・雑貨店「FOUND」を経営しているそう。

  • 季節やイベントによって新作も随時登場するドーナツ。

    自分の経験を生かして、
    宇都宮にワクワクを生み出したい!

    東京に住みながら休日などを使って宇都宮に通い、物件を探す日々。「ビルススタジオ」の塩田さんが運営するウェブサイトを見つけたことが石田さんともみじ通りとの出会いだった。「この場所も最初はボロボロの空き物件でした。ですが見ているうちに、ヨーロッパのアンティークに囲まれたドーナツ屋さんがあったら楽しいなとひらめいたんです。私が今までやってきたことの中から街に“ワクワク”を提供したい。子どもからお年寄りまで安心して食べられる手作りのおやつなら多くの人に喜んでもらえる。アンティークとドーナツ、いいじゃない!と思ったんです」

  • 宇都宮の“ちょうどいい”街の規模に
    チャンスを感じた

    宇都宮市の「UJIターン利用促進補助金」も活用し、2011年9月に「ドー・ドーナツ」をオープンした。「東京へのアクセスの良さはもちろん、街の規模も程よくてお店を始めるのにもチャンスがある街。周りから必要とされている実感もあって、やりがいがありますね」

    もみじ通りでも一際目を引く、グリーンに囲まれた店舗外観。

  • 店内ではイートインも可能。もみじ通りを過ぎ行く人たちを眺めながらホッと一息。

    ゆるやかな人のつながりが生む
    新たな商店街のカタチ

    「もみじ通りのオーナーさんたちはイメージを共有できる人たちが集まっていて、それがこの通り全体のイメージの統一感につながっていると思います。お互いに程よい距離感を持ちながらお付き合いできるのがすごくいいところです」古い商店街の名残を随所に残すこの通り。学生が立ち寄って気軽にドーナツを買っていく。その姿にかつての商店街が新たなバトンを受け取ったことを感じることができる。

宇都宮の「イイトコロ」をひと言でまとめると

街の規模がほどよくて、チャレンジしたい人にチャンスがある街。東京へのアクセスの良さもポイントが高いです。

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