チャレンジをサポートしてくれる街「宇都宮だからできる新しいことに挑戦したい」

松島 広直さん (瓶詰め工房経営)

宇都宮市で瓶詰め工房「Funky pine」を経営。保存料や着色料を使わず、昔ながらの製法で加工品を製造。個人から飲食店まで幅広いオーダーに対応している。

所在地
栃木県内在住
工房経営、自宅

ダブルプレイスの仕方

宇都宮市を中心に料理人として経験を積み、宇都宮市に工房「Funky pine」を構えた。

  • 宇都宮でも唯一無二の個人経営瓶詰め加工業

    昔ながらの製法を駆使し、ジャムやソースなどの加工品を作る小さな瓶詰め工房「Funky pine」を営む松島さん。通常、大規模な工場で加工されるというイメージがある瓶詰め。宇都宮で個人で瓶詰め加工業を営んでいるのは松島さんくらいだろう。加工から販売まですべて一人で手がけている。

    工房でジャムを作る松島さん。昔ながらの製法で一つひとつていねいに仕上げていく。

  • 松島さんが作るジャムは宇都宮市オリオン通りのアンテナショップ「宮カフェ」でも販売している。

    創業塾での出会いが新しいビジネスを生んだ

    高校の調理科を卒業後、料理人として経験を積んだ。独立を視野に入れ、栃木県中小企業診断士会主催の「創業塾」に通ったことがきっかけで、それまで趣味で続けてきた保存食作りをビジネスとして展開することを決意。宇都宮市の手厚いサポートも独立を後押し。「宇都宮ベンチャーズ」や中小企業診断士の無料相談などをフル活用。「宇都宮ビジネスプランコンテスト」で決勝進出したのを機に、多くの依頼が舞い込むように。

  • 仲間がいるから頑張れる街・宇都宮

    今は小売のほか、県内外の個人、飲食店、農家などの依頼に応え、オリジナルのジャムやソースなどの加工品を製造している。「起業するなら栃木県の中心である宇都宮で、とずっと考えていました。起業する人も多いのでサポートも充実しています。異業種の仲間もできるので勉強になるし、支えになる。情報もたくさん入ってくるのでチャレンジしやすい街ですね」

    宇都宮市内外のイベントにも登場。料理人としての経験を生かした加工品の楽しみ方を提案。

  • 季節の食材を生かした色とりどりのジャム。個性が光るラベルももちろんオリジナル。

    料理人の経験を生かして、
    農と食をつなぐ架け橋に

    工房を構えているのは宇都宮市峰にある空き家を活用したシェア工房。宇都宮市まちづくりセンター(まちぴあ)で空き家活用プロジェクトに取り組んでいる人と知り合い、紹介してもらったという。「最近は県外からの依頼も増えてきましたが、県外の人でも宇都宮は知っている、という人も多い。知名度の高さも宇都宮の魅力です。飲食店オリジナルのピクルスを作らせてもらったり、チャンスをくれる先輩もたくさんいます。魅力的な農家も多いですし、自然とつながりも増えてきました。僕は料理人の経験も生かしながら、宇都宮で第一次産業と第三次産業をつなぐ“架け橋”になりたいんです」と語ってくれた。

宇都宮の「イイトコロ」をひと言でまとめると

県外への知名度も高く、情報が集まる街。頼れる先輩も多くて宇都宮だからチャレンジできることがたくさんあります。

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