菅野 武さん
(会社経営・レンタルカフェ&コミュニティスペース運営)
有限会社レーベンデザイン代表取締役として建築・不動産の事業を経営する傍ら、人材や社会環境を支援するレンタルカフェ&コミュニティスペース「yuinoma(ユイノマ)」代表を務める。また「とちぎニュービジネス協議会」の理事を務めるなど、様々に活動中。
- 所在地
- 宇都宮市在住
有限会社レーベンデザイン代表取締役として建築・不動産の事業を経営する傍ら、人材や社会環境を支援するレンタルカフェ&コミュニティスペース「yuinoma(ユイノマ)」代表を務める。また「とちぎニュービジネス協議会」の理事を務めるなど、様々に活動中。
宇都宮市の駅東にあるレンタルカフェ&コミュニティスペース「yuinoma(ユイノマ)」。宇都宮市内で建築・不動産業を営む菅野さんが企画・運営人となり2013年にオープン。地域の活性化につながるコーディネーターの人材育成や、異分野で活躍する人と人、企業と人とのマッチングまで、自由度の高いコミュニケーションスペースとして活用され、これまでにこの場所で出合った利用者同士で新事業や取り組みを立ち上げるなどの様々な展開もみせている。
「yuinoma」はキッチン付きカフェ&コミュニティスペース。“やってみたい”が気軽に始められる場所。
菅野さん自身もイベントやワークショップに積極的に参加。人との交流を通じて魅力的な空間が生まれると実感できるという。
ただ場所を提供するだけではなく、利用者や社会のニーズに合わせスムーズに対応できるよう設備も充実。菅野さん自身も利用者としてセミナーやイベントに参加することもあるそうだ。「もともと私も料理教室や“宮の朝カフェ”などのワークショップに通っていたうちの一人。そこで交流を持った方々と新たなコミュニティを作ったのがこの場所です。本来は自分のことを人見知りで人付き合いも苦手なタイプと思い込んでいて、デスクワークを主とした仕事に就きましたが、建物や土地も、やはり“人”が全てなんですね。“ハコ”や“モノ”はその次であって“人”が使って初めて、本当の価値が生まれることを実感しました」
商業、工業、農業…そして人。宇都宮には他の都市にはないたくさんの資源であふれているという菅野さん。19年ほど前に神奈川から栃木に移り住み、7年前から宇都宮で暮らし始めたからこそ気づいたこと。それが現在の菅野さんのライフワークにつながっていったようだ。
利用者同士がつながって、新たな事業や取り組みが始まることもある。
朗読舞台やライブなどが楽しめる「宮乃夜カフェ」開催風景。
「転入者の私としては、宇都宮は自分が仕掛けたら仕掛けただけフィードバックがある場所。そして、それぞれのジャンルで素晴らしい人材が、良いバランスでコンパクトに存在し、広く受け入れてもらえることも魅力です」やりたいことに対してのコストと、リターンのバランスのよさ。チャンスを手にし、夢に向けてステップアップできる場がこうして身近にあることも、宇都宮の隠された魅力の一つなのだろう。
やればやっただけフィードバックが得られる街。自分のチャレンジを広く受け入れてくれる懐の広さが魅力です。