不安でたまらなかった引っ越し、
宇都宮の温かさに救われた

住み慣れた福島県を離れ、転勤で宇都宮に引っ越してきた佐藤さん。今は子育て中のママが中心となって活動するイベント企画団体「SUNks Mama」代表として、子育ての傍ら忙しい日々を送っている。見知らぬ土地で頼れる人もいなかった佐藤さんが出会ったのが、宇都宮の「一般社団法人プチママン・アンジェ」代表の上原美津子さんが運営している子育て中の方が集まるサロン「プチママン」だった。「知らない土地で、一人ではとても子育てできないと思ったんです。“子育てサロン”という言葉を見つけたのがきっかけでした」全国的にも“子育てしやすい街”と評価されている宇都宮は子育てサロンの導入も早く、数も多いのだとか。「知り合いもいなくてすごく不安だったんですが、みんな温かく受け入れてくれて。宇都宮の人のやさしさに本当に救われました」

自然と形になっていった子育てサークル

「プチママン」で出会った仲間と「子連れで行けるイベントがもっとたくさんあったら楽しいよね」と話すうち、自然と「SUNks Mama」の基盤が出来上がっていった。それはちょうど上原さんが「プチママン」の方向性に悩んでいた時期でもあったそう。「のんちゃん（佐藤さん）が来るようになって“こういう人、いないかな？”と言ったら連れてきてくれるなど、一気に輪が広がりました。宇都宮は子育てをしながら“何かやりたい”という意欲のあるママが多いし、いろいろなことができるママが多いんです」

働きたいママをサポートしてくれる宇都宮

子育て中の女性と触れ合う機会の多い二人は、宇都宮の女性の向上心の高さとそれを支える社会の基盤が魅力だと語る。「幼稚園の数も多いし、保育園の一時保育も利用しやすい。働く女性をサポートしてくれるシステムが充実しているんですよね。宇都宮で子育てしながら起業するママが多いのは、それに賛同して応援してくれる制度や企業があるから。話を聞いてくれたり力を貸してくれたり…ママが活躍できる街、それが宇都宮です」