久保井 園子さん(飲食店経営)
宇都宮市簗瀬にあるホットドッグ専門店「クロックワイズ」オーナー。前職の経験を生かし、オリジナルブランドのアクセサリーの製作なども手がけている。
- 所在地
- 県外出身・宇都宮市在住
宇都宮市簗瀬にあるホットドッグ専門店「クロックワイズ」オーナー。前職の経験を生かし、オリジナルブランドのアクセサリーの製作なども手がけている。
2009年、宇都宮でホットドッグ専門店「クロックワイズ」をオープンした久保井さん。こだわりの詰まった作りたてのホットドッグが買えるとあって、オープン当初から話題を集めている人気店だ。
東京の専門学校を卒業し、都内でスタイリストとして忙しい日々を送っていた。「夫が宇都宮出身なんですが、結婚当初は宇都宮と東京で離れて住んでいたんです。その後、一緒に暮らそうと宇都宮へ引っ越してきましたが、私はスタイリストを続けていたため辞めるまでの約5年ほどは宇都宮から東京へ通勤していました」宇都宮に引っ越してきた当初は友人もおらず、行動範囲も広がらず…このまま一生友だちができないかもと鬱々としていたという久保井さん。「そんなとき夫の友人からホットドッグのお店をやらない?と声をかけられたんです」
宇都宮市簗瀬にある「クロックワイズ」店内はカラフルでかわいらしい空間。
オーダーごとに作るホットドッグはサクッとしたバンズとジューシーなソーセージで止まらないおいしさ!
これが転機となり、店を訪れる人やSNSなどを通じて店の評判が拡散。知り合いを通じてイベントの出店依頼も舞い込むようになり、自然と横のつながりができていった。「宇都宮は経営者とお客様という立場を越えて、人と人の距離が近いのが魅力。いつも気にかけてくれるやさしい人、情報を広げてくれる“つながり”を持っている人がたくさんいるんです。そういう人と知り合いになれる宇都宮だからお店を続けられていると感じています」
また、宇都宮に住んだことで、これまで目に入らなかったことにも気がつくようになったそう。「宇都宮にいると身近なところで自然が感じられて、季節の移り変わりが良く分かります。それに自然が豊かなのでおいしいものがたくさんある。東京に一人で住んでいるときはわざわざ野菜を買ったりしませんでしたが、宇都宮に来てから野菜が好きになりました。鮮度も価格も全然違います。温かい人、のんびりした時間、おいしい食材に恵まれた宇都宮は、とてもいい街だと思います」これからも久保井さんは東京で磨いた感性を生かした「おもてなし」で私たちをワクワクさせてくれるだろう。
もみじ通りの子供服専門店で開催される「よるさいひ」をはじめ、県内外のイベントにも参加している。
スタイリストの経験を生かし、ブローチなどの雑貨も製作している。
温かい人、のんびり流れる時間、おいしい食材に恵まれた街。
四季の移り変わりを感じられるのも東京にはない魅力です。