街を盛り上げる市民活動が盛んです。「住みたくなる、戻りたくなる理由がある街」

安藤 正知さん
(宇都宮市まちづくりセンター まちぴあ センター長)

宇都宮市元今泉にある宇都宮市の市民活動をサポートする拠点、宇都宮市まちづくりセンター「まちぴあ」センター長を務める。

所在地
県外出身・宇都宮市在住
宇都宮 ← 県外 Iターン・就職

ダブルプレイスの仕方

県外から就職のため栃木県へ。NPOやNGOに興味を持ったのをきっかけに宇都宮大学国際学部へ社会人学生として入学。その後恩師からの誘いで「まちぴあ」の前身である宇都宮市民活動サポートセンターでアルバイトしたことをきっかけに、街づくりに関わることに。

  • 市民と市民、団体と団体がつながる場として

    市民のさまざまな活動をサポートする拠点である宇都宮市まちづくりセンター「まちぴあ」。市民活動のサポートだけでなく、活動を通じて個人やグループ同士がつながりあえるような場所を作れたらという思いで宇都宮市が2012年に設立した施設。安藤さんはここのセンター長を務めている。

  • “自分の住む街をより良い街に”想いが集まる場所

    平成28年度には130の市民団体が登録し、活動の拠点として利用している。
    「“街づくり”に関わるNPO法人やボランティアグループはもちろん、自治会や支援組織、企業など“自分たちの住む街をもっと良くしたい”という想いで活動している方たちに利用していただいています」施設内にずらりと並ぶポスターやチラシからも宇都宮市民の活動の活発さを見て取ることができる。「今はSNSを活用した情報発信にも力を入れているんですよ。若い人たちにもこんなに様々な市民活動があることをもっと知ってもらいたいです」

  • いつの間にかみんなが“宇都宮市民”になっている懐の深さ

    宇都宮で活動する様々な団体を見てきた安藤さん。宇都宮の魅力を次のように語る。「私自身も県外から来たから分かるんですが、市外から移ってきた人がうまく地域に融合している感じがします。特に宇都宮は各方面からアクセスがいいので、いろいろな人が来ます。だから市外から来る人は当たり前の存在。シャイな部分もあるけれど懐が深く、寛容。それでいつの間にかみんな“宇都宮市民”になっているんです。だから街に活力がありますよね」

  • 宇都宮に対する想いを語る安藤さん

    ずっと住みたい街、また戻りたい街
    魅力が詰まった宇都宮

    宇都宮の郊外に位置する企業に話が及ぶと「転勤などで宇都宮で子育て期間を過ごす若い世代も多い。引っ越しても子どもたちは幼少期を過ごした宇都宮が故郷だと答えてくれると思います。子ども時代を宇都宮で過ごした若い人たちがまた宇都宮に戻って来てくれたら…そういう循環ができていったらいいですよね。また、退職後に宇都宮に戻って暮らしたいという人も何人も知っています。戻りたくなる理由がある街なんですね」街と積極的に関わり、人と関わる安藤さんだからこそ、幅広い視点で宇都宮の“これから”を見つめている様子が伝わってきた。

宇都宮の「イイトコロ」をひと言でまとめると

市民自身が街を良くしたいという想いが強い街
その雰囲気とアクセスの良さが多様な人を受け入れる土壌になっています。

100年先も誇れるまちを、みんなで。 宇都宮プライド