宇都宮の“食”の実力を世界に伝えたい「世界に発信できる魅力にあふれた街です」

小林 俊仁さん(ON JAPAN CORP 代表取締役)

宇都宮市内に3店舗、ニューヨークにも店舗を構える
「ON JAPAN CORP」代表。

所在地
宇都宮市在住
仕事(飲食店)

ダブルプレイスの仕方

宇都宮市で飲食店を経営しながら、年数回は店舗のあるニューヨークへイベントなども積極的に仕掛けている

  • 世界を視野にした幅広い事業を手がける小林さん

    「宇都宮は、たくさんの可能性を秘めた街。自分たちの動き次第で、その可能性は世界をつなぐ発信源になるでしょう」すでに何かを確信しているかのように目を輝かせ、自信に満ちた表情でそう語る小林さん。2001年に隠れ家的飲食店「温・温」をオープン。以後、市内に2店舗、NYに飲食店を開業するなど、世界を視野にした幅広い事業を展開してきた。

    宇都宮市の「農人たち」と提携し、おいしい野菜を“作る”ことから手がけ、作った野菜は各店舗で提供される(写真は「宮ノ橋 上ル下ル」)

  • JR宇都宮駅前に店を構える「Source」にて。

    宇都宮の「食」のすばらしさを知ってほしい

    地元が好きでたまらないという小林さんがこの地を拠点に決めたのは、宇都宮の農産物のおいしさが何より大きかった。「食」にこだわり、一切の妥協を許さない。安心安全な食材の確保が難しい現状でも、小林さんは自らの足で確かな食材を求め世界を旅してきた。「大自然が育む農産物の美味しさは、その土地にしかない魅力そのもの。私たちの街・宇都宮の“食”は素晴らしい財産です」

  • 東京圏、そこから世界へ。
    距離を縮める立地と名産品たち

    空港や都心へのアクセスが便利な宇都宮は、小林さんの活動をさらに広げてくれる。さらに、その距離感を縮めてくれるツールは地元名産物の数々だ。今年3月、NYの店舗で、地元4社の酒造と益子焼をPRする「JAPAN TOCHIGI WEEK」を開催。地酒を味わい、益子焼の器で料理を提供するなど、宇都宮を中心に地元の魅力を伝えることを目的としたこのイベントは連日大盛況のうちに幕を閉じた。「栃木県や宇都宮市は、世界的にも日本でもぼやけた感じがするんです。でもこの企画が成功したことが突破口になった。私がNYに出店したのは世界への発信力があるから。私が暮らすこの街の素晴らしさを、NYから世界に向け伝えていきたいですね」

    NY・マンハッタン ウエストビレッジに構えた「Ramen-Ya」。

  • NYで開催した「JAPAN TOCHIGI WEEK」の様子。宇都宮の魅力を世界に発信するため、さまざまな取り組みを続けている。

    宇都宮市民が楽しめる街を目指して

    最近では宇都宮市内で活動する農業団体「農人たち」と提携し、オーガニック野菜の生産から、加工品の開発・販売などを行う。また新たな取り組みとして食のセレクトショップ・プライベートブランド「ORGARS™」を立ち上げる。食を通じて市民全員が盛り上がれる街作りを目指して。

宇都宮の「イイトコロ」をひと言でまとめると

都心や空港へのアクセスも良く、世界を見据えた活動に最適な場所。宇都宮の“食”はなによりすばらしい財産です。

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