面白いことが生まれやすい街「宇都宮だけじゃないのが宇都宮の最大の魅力」

井上 好昭さん(自治会元会長)

宇都宮市在住。住民同士のふれあい、街の安全・安心の確保を掲げ、加入率100%で全国からも注目を集める「みやのもり自治会」の元会長。現在、渉外・事業推進・住民サポート担当理事。

所在地
鹿児島県出身・宇都宮市在住
Iターン、移住

ダブルプレイスの仕方

鹿児島県出身で、現役時代は転勤族でさまざまな場所に住んできた。定年後、妻とともに宇都宮に移住。

  • さまざまな土地を見てきたからこそ選んだ宇都宮

    定年後に妻と一緒に宇都宮に移り住んだ井上さん。「宇都宮を選んだのは土地柄がよく、自然も豊かだったことと、妻の実家があったことなどから。現役時代は転勤族でいろいろな場所に住んだので、宇都宮の良さがすごく良く分かります」

    「みやのもり自治会」が毎年開催する夏まつり。大人も子どもも力を合わせ、楽しく運営している。

  • 「みんなで力を合わせて作るふるさとを地域の目標にして楽しく進めています」と語る井上さん。

    「住民が住みよい街」を目指して自治会発足

    井上さんは西川田本町の自治会「みやのもり自治会」を育てた功労者でもある。この自治会は平成16年に発足し、現在の加入率はなんと100%。自治会の加入率が下がり続けている昨今、県下だけでなく全国的にも注目されている。「私が住み始めた当時は、この辺りに家などほとんどありませんでした。その後団地化が進み戸数も増えてきて、住民の力で住み良い街にしたいと考えたのです」総戸数が100戸に達した時点で、自治会を立ち上げ、年長者でもあったことから、自然と自治会長の重責を担うことになった。

  • 住民みんなが参加する、それがまちづくりの原点

    発足2年目に『まちづくり元年』を宣言し、住民アンケートを実施するなど、今後の活動の方向性をまとめていった。「他の地域の自治会活動も学び、その結果、住民ニーズによるまちづくりは、住民の生きがいとまちづくりの担い手を確保することが不可欠だと考えました」住民同士のふれあい、街の安全・安心の確保を掲げ「みやのもり自治会」の活動がスタート。子育て世帯も多かったことから、子どもの健全育成もテーマにした。「キャッチフレーズを決め、組織を作り、誰もが何かしらの役割を果たしつつ、みんなで知恵を出し合いながら進められるようにしました。もちろん慌ててはダメ。毎年テーマを決めて、少しずつ充実させていったんです」

    効率的な防犯システムも確立。腕章などをオリジナルで作成し、全戸配布するなど誰もが参加しやすい工夫も。2016年度は自治会内の6カ所に防犯カメラを設置し、住民に一段と安心感を与えている。

  • 住民の集会所には地域づくりに関する感謝状がずらり。

    全国的に注目を集めるモデルケースとして

    地域のお祭りや年4回の一斉清掃、大人も参加するラジオ体操、地域ぐるみの防犯システムなど、さまざまな活動を実現。宇都宮市長から表彰されたほか、防犯で県のモデル地区に指定されるなど多くの成果をあげてきた。今では住民が地域に自信と誇りを感じているという。「せっかくすばらしい地域に住んでいるのですから、豊かな生活を送りたいですよね。みんなで知恵を出し合えば、大抵のことは実現できます。今は自治会活動を通じ、住民に尽くすことが私の生きがいです」と笑顔で語ってくれた。

宇都宮の「イイトコロ」をひと言でまとめると

宇都宮は首都圏の中でも住みよく、環境に恵まれ、人の融和も良い街。
住民が地域に自信と誇りを持つことができる街づくりを進めていきます。

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100年先も誇れるまちを、みんなで。 宇都宮プライド