宇都宮を拠点に活躍するラッパー

上鈴木 崇浩さん(ラッパー)

双子のラップグループP.O.P(ピーオーピー)にて作詞、MC担当。
自主レーベル「インダハウス」主宰。
株式会社インダハウス 代表ラップ取締役。

所在地
宇都宮市出身・在住
宇都宮 東京 Iターン

ダブルプレイスの仕方

宇都宮で生まれ、大学進学を機に上京。その後、結婚し埼玉県に移るが離婚。5年前に宇都宮へ戻る。現在は週2〜3日仕事のため東京に通う生活を送っている。

  • 東京と宇都宮を行き来するダブルプレイス生活

    上鈴木さんの仕事は、双子MCラップグループ、P.O.Pのラッパー。自宅のほか、東京都渋谷にも事務所を構え、自主レーベル「インダハウス」の代表も務めている。その活動は幅広く、NHKの子ども向け朝番組「シャキーン!」への出演のほか、企業CMや楽曲提供なども行い、宇都宮市の観光PR動画「RIGHT NOW!宇都宮」の制作も担当した。双子の弟・伯周さんは東京在住だが、崇浩さんは生まれ育った宇都宮市、旧上河内町在住だ。打ち合わせや撮影など必要がある時東京へ出向き、後は宇都宮の自宅でパソコンを使い仕事をこなすという生活だが、特に不便は感じていないという。
    「自宅から東京まで2時間弱くらい。これくらいの通勤時間の人は都内近郊にはたくさんいますから。宇都宮だから不便と思うことは、終電の時間が早いので、楽しい打ち上げなども早く切り上げないといけない時くらいですね」と笑う。週末は自宅に友人家族を招待しパーティをすることも多く、たくさんの仲間に囲まれながら生活しているそう。

    双子の弟・伯周さんとともに昨年は70ものステージに立った。P.O.Pのキーワードは「たのしいことばかりありますように」

  • タイの大規模フェスにも出演

    シングルファーザーとしても奮闘

    中学1年生と小学校6年生、2人の娘さんを育てるシングルファーザーでもある上鈴木さん。日常の家事はもちろん、PTA活動にも積極的に参加し、お子さんとの時間を大切に考えている。平日はできるだけ家にいるようにしているそうだが、どうしても仕事柄帰りが遅くなったり、休日に家を空けることもある。そんな時は地元の友達がお子さんを預かってくれるそう。
    「主婦友がたくさんいるんですよ(笑)。周りに助けてくれる仲間がたくさんいてくれているので、本当に助かっていますし、やっぱり地元はいいなぁと思います」

  • 大好きな街・宇都宮

    東京に住んでいた時から、宇都宮によく帰ってきていたという上鈴木さん。「幼い頃に実母を亡くしていることもあり、おばあちゃん子で、おばあちゃんに会いに来ていましたね」。田植えの手伝いなども毎年恒例で、隣り近所は気心知れた仲だ。「最近は子どもだけで遊びに行かせるのは心配だと言いますが、自宅の近所はみんな顔見知りで安心して子どもだけで遊びに出せますね。ここに戻って来て子育てをしてよかった、と思えることの1つです」。東京との距離感もちょうど良く、とても暮らしやすい街だと感じているそう。「宇都宮の人も街も大好きなんです。地元でずっと何か面白いことをしている人がたくさんいて、何かやりたいなと思うと皆さん快く協力してくれます。ミュージックビデオの撮影などもさせてもらっていますが、色々なことがやりやすい街だと感じています。」

    P.O.P オフィシャルミュージックビデオ
    FRESHにSTEP」「Watch me」は宇都宮で撮影

  • 日々の活動や想いについて楽しそうに語る上鈴木さん

    音楽を通して宇都宮を盛り上げたい

    「餃子祭り」や「ジャパンカップサイクルロードレース」の前夜祭に出演するなど、これまでも宇都宮でのイベントに積極的に参加してきた。また、ちょっと硬い雰囲気の経済交流会といった場や、保育園などにも出向き、ラップのワークショップを開いたり、大のビール好きが高じてろまんちっく村と共同でオリジナルビールの製造をしたりと、ちょっと異色な活動も行っている。「基本的にNGはなく、どんなところにでも出向きます。そこで新しい繋がりも生まれますし、自由な発想のヒントももらえますから。これからも宇都宮に住みながら、忙しくなりすぎない程度に(笑)、宇都宮を盛り上げて行きたいと思っています」。

  • ライブ中は観客にビールを振る舞うのが恒例

    ビール好きが高じ、ろまんちっく村と共同でオリジナルビールを製造

宇都宮の「イイトコロ」をひと言でまとめると

東京との距離感がちょうどよく、いろいろなことにチャレンジできる自由な雰囲気があるところ。

100年先も誇れるまちを、みんなで。 宇都宮プライド